賃貸住宅を借りるには、探す、決める、引越すというステップをふみますが、その際に「知っていなければならないこと」、「知っていると得をすること」がたくさんあります。ここではそのような情報のポイントを紹介します。
部屋を借りたい方へ
事前準備
どのような部屋に住みたいか、希望の条件を決めておきましょう。
全ての条件をそろえた物件を見つけられればそれにこしたことはありません。しかしそのような物件が見つかることはまれでしょう。
希望の条件に優先順位を付けて探していくことになります。まずは賃料の上限を決めましょう。
毎月の家賃に共益費・駐車場代など、実際に住み始めてからかかる費用も考えて上限を決めましょう。また首都圏の場合、契約時に敷金2ヶ月分、礼金2ヶ月分、手数料1一か月分、前家賃1ヶ月分などおおよそ賃料の6カ月程度が必要になってきます。
物件によっては保証会社の契約義務や火災保険の加入などの費用が掛かる場合もあります。
※最近では敷金・礼金等が0の物件もありますので上記の6ヶ月というのはあくまでも目安としてお考え下さい。契約時に必要な料金は前もって確認しておきましょう。
次は場所
通勤や通学に便利な地域、最寄りの駅からの距離などを考えて場所を決めましょう。
駅から遠くてもバスの方が便利だったり、自転車で通った方が早かったりと、様々なルートを想定して探すと意外にお得な物件が見つけられたりします。
情報収集
ある程度条件を決めたら実際に物件を探し始めます。
最近はほとんど賃貸サイトから探すことが多いかと思いますが、地元の不動産業者でも賃貸サイトに載せていない物件(賃貸サイトに掲載するのにはお金がかかる)などもあるかもしれません。
住みたい場所が決まっている場合は最寄り駅の不動産会社を訪ねてみましょう。
一緒に周りの環境も確認してください。例えば駅の駐輪場が空いていれば多少駅から遠くても自転車で駅まで行けるので物件の選択肢が広がります。
また、夜帰宅する場合は街灯が多いか、近隣にスーパーやコンビニ等が有るかなど自分が生活するとしたらといった視点で見ることが重要です。
部屋を決める
良さそうな所を見繕ったら下見を依頼しましょう。また入居可能日が先に設定されている場合、まだ物件に前の借主がいる場合があるので内見は難しい場合もあります。
希望の物件が決まりましたら入居の申込みを行います。
入居の申込みは契約ではありませんので注意してください。
入居申込書を元に審査が行われ、審査が通れば連絡が来ますので契約日までに必要な書類を用意しましょう。
主だって契約に必要な資料
ここでは個人契約の場合の必要書類を掲載します。
- 住民票(入居者全員)
- 認め印
- 連帯保証人の印鑑証明書
- 契約時の必要費用
- 連帯保証人の実印
など
※物件によって必要な書類が異なります。審査通過時に不動産会社から必要なものが伝えられるはずですので担当者に確認しておきましょう。